パスポート写真の規格と見本
パスポートの写真は、海外旅行等で自分自身を証明する大変重要なものです。また、今後、出入国管理等において、パスポートに内蔵されているICチップの顔画像とそのパスポートを提示した人物の顔を電子機器等で照合することが見込まれます。以下の写真例を参考に、規格にあった写真を提出しなければいけません。
規格
- * 本人のみが撮影されたもの
- * 6か月以内に撮影されたもの
- * 写真の大きさは、縦45mm、横35mm
- * 写真上部と頭頂部の余白は、2mm~6mm
- * 顔の大きさ(頭頂部からあごまで)は、32mm~36mm
- * 無帽で正面を向いたもの
- * 背景や影がないもの(スナップ写真は不可)
※カラーでも白黒でも可
適当な写真例
パスポート申請用写真の規格変更
(平成18年3月20日)
パスポート申請用写真の顔の縦の長さ
(頭頂からあごまでの距離)の変更
IC旅券の導入と共に、国際標準に従い、申請用写真の顔の縦の長さを写真縦(45ミリメートル)の70~80%(34±2ミリメートル)に改められました。従来の写真規格56~64%(27±2ミリメートル)に比べ、顔の占める割合が大きくなりました。
- Q. 写真規格を変更した理由
- A. 各国の出入国管理等における本人確認において、将来、機械による顔画像認証技術にも対応可能とすることを想定してIC旅券の国際標準が定められました。標準化策定作業の中では、顔画像の大きさが機械による本人確認の精度向上に寄与することから、顔の縦の長さを写真縦の70~80%とすることを決定しました。この国際標準の決定を踏まえ、日本もIC旅券導入時に写真の規格を変更したそうです。
不適当な写真の例
指定の寸法や規格を満たしていないものや、メガネ・ヘアバンドなどにより顔の一部が隠れているもの
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人物を特定しにくいもの・デジタル写真の加工、品質の乱れ
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注意事項
頭髪のボリュームが極端に大きな場合
* 下図に示すように、「両眼の中心から頭頂までの距離」を「両眼の中心からあごまでの距離」に等しいものとみなしてトリミングし、目、鼻、口等の位置が「パスポート用写真の規格」と同じになるようにします。
頭髪のボリュームが極端に大きな場合の不適当な写真例
上記以外でも、次のような写真は撮り直しの可能性があります。
- * 変色や汚れ、キズがある写真
- * 頭髪の色と背景が同系色で輪郭が見分けにくい写真
- * 写真専用紙以外の用紙に印刷した写真